豊かな生活の裏に隠れた真実。ガーナのアグボグブロシー。

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ザ・世界仰天ニュースで紹介された、アフリカ、ガーナのアグボグブロシーという町。

ガーナといえばチョコレートという単純なイメージでしたが…

今日この番組を見て、日本人として申し訳なく思います。

前職で家電製品を作っていましたが、半年毎のスパンで新製品を開発、生産、販売して、入れ替え後の製品のリサイクル処理は追いつくのだろうか? と疑問に思ったことがありました。

何が起きているのか?

その疑問に見事に答えてくれた、世界仰天ニュース。

調べてみると、かなり以前から問題になっているんですね。

とてもショッキングな内容でした。

世界の電子廃棄物の60〜90%が不法に取引されている

(c)Creative Commons CC0 1.0 Universal Public Domain Dedication Description:Ghanaians working in Agbogbloshie, a suburb of Accra, Ghana. Date:23 March 2011 Author:Marlenenapoli

こちらのレポート、「Illegally Traded and Dumped E-Waste Worth up to $19 Billion Annually Poses Risks to Health, Deprives Countries of Resources, Says UNEP report」に記載されている通り、世界の電子廃棄物のほとんどは、先進国から途上国へ違法に輸出されています。

表向きは中古品として。

ところが実際は、中古品として使い物になるのは1割程度で、9割はゴミ同然の状態なんだそうです。

その1割の中古品も、大半が1〜2年で壊れ、ゴミと化します。

そして、ゴミの輸出元である先進国に、日本も含まれています

実際、日本製のテレビやDVDプレイヤー、レコーダ、炊飯器、そしてテレビ等が、ガーナの露店商で売られていました。

正規にリサイクル処理すると経費がかかるところを、途上国へ中古品として輸出することで、逆に利益を得るという構図。

その大量のゴミをガーナで処分しているわけなんですが、その処理方法が大問題。

ビニール製ケーブル皮膜やプラスチックを燃やして生計を立てる子供たち

(c)Creative Commons Attribution 2.0 Generic license. Description:Agbogbloshie near Accra, Ghana Date:26. Sept. 2012 Author:Lantus

壊れた電子機器内部やケーブルに含まれる金属を取り出し、集めると、現地のバイヤーが高値で買い取ってくれるそうです。

それによって得られる収入で生計を立てる子供や青年が多くいる。

そんな彼らが金属を得るための方法は、プラスチックやケーブル皮膜を火で燃やすこと

写真を見ても分かると思いますが、ドス黒い煙を出しているのがそれです。

間近で作業する人の健康を損なう上、大気や雨を汚染し、熱した金属を冷やすために川の水も汚染し、更にその水はガーナ湾に流れ込むので、魚介類も汚染します。

現地のガーナ大学研究者がアグボグブロシー周辺の水を調査したところ、基準値の100倍を超える鉛が検出されているそうです。

水も空気も食べ物も汚染された環境で、現地の人々は健康を害しながら暮らしています。

そこまでして抽出した金属はどこへ行くか

ガーナの人々が健康を害してまで得た金属は、ガーナ国内で使われることはないそうです。

では、どこへ行くのか… もう想像つきますよね。

日本などの先進国へ輸出されます

低コストどころか利益を得ながら廃棄物を途上国へ輸出し、現地の若者の健康と自然環境を犠牲にして金属精製させ、おいしいところだけ輸入する。

ウラン残土を弱者に押し付けている現実と、よく似てる。

というより、この類の現実ばかりでウンザリする。

自分たちは何をすべきか?

レポートにもある通り、電子廃棄物は増え続け、2017年までに5,000万トンに達するとのこと。

そして日本はというと、残念ながら最大の廃棄物排出国なんだそうです。

そりゃそうですよね、半年に一回のペースで電化製品モデルチェンジして買い替えを促すんだから…。

我が家は元々新製品に飛びつきにくい体質ですが、更に意識が強まりました。

月並みですが、できる限り廃棄物を出さないよう、今ある物をできる限り長く使いましょう。

壊れたら捨てるのではなく、修理して使いましょう。

新品ではなく中古品を買いましょう。

リサイクルに出したからといって、それが自分の想像通りに適切に処理されるとは限らない、ということを意識しましょう。

ではまた。

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